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Girls can do anything! シンガーソングライター 辻詩音さんにインタビュー

5/21に開催するイベント「Hear Our Roar」に出演してくださる辻詩音さんにインタビューをしました。

ほのか
詩音さんの活動からはいつもパワーを感じます。「女の子は何でもできる!」って詩や歌で表現しているようで。

詩音
ありがとうございます。本当に女の子は何でもできると思っています。時々、女性は恋愛やファッションのことしか考えていないように言われることもありますが、実際は全くそんなことないじゃないですか。男性と同じように、生き方についてもたくさん考えている。

ほのか
女の子は何でもできるんだというメッセージは、「女の子が何でもできるって普通じゃない?そうじゃないことがあるの?」ということにも気付かされます。当たり前のように見えることでも、女性がそれを実現するのって実は簡単なことではないですよね。詩音さんは最近のフェミニズムについてどう感じていますか?

詩音
フェミニズムって言葉は誤解されている部分も多いですよね。私自身も昔は誤解していたところがありました。今はエマ・ワトソンなど日本でも知名度のある人が声をあげていて、アジアでもそういった活動が増えてきている感じがします。

ほのか
エマ・ワトソンがフェミニストだって言ってくれた時は目の前が明るくなった感じがしましたよね。でもまだまだ日本のポップカルチャーでは性差別や年齢差別など様々な差別について言及されることは少ないと感じます。

詩音
男性も女性も正しくフェミニズムの意味を理解することが第一歩につながるのかも。

ほのか
実際にそういった差別を感じたことはありますか?

詩音
いま私は27歳なんですけど、これが男性だと「まだまだこれからだ」と言われることが多いと思います。女性ももちろん若いと言ってもらえる場面もあるけど、そうではない印象を持つ方も多い気がする。そこで私は以前こう言ったことがあります。「ねえ、20代の今ですら年なのであれば、私はあと死ぬまでの何十年ずっとそう言われ続けるの!?」って(笑)

ほのか
それは本当にいつも思います。「なんで女性が年をとることがダメなの?」って。男性目線の価値観が基準になっていて、女性が飾りもののように扱われたり、対立させられたり、使い捨てのもののように消費されている状態にはすごく違和感がある。

詩音
女性だけの世界だとそういった違和感が少ないですよね。「ルーキー・イヤーブック」とかは、女の子たちの秘密の日記を共有しているようで、「あぁこう思っていたのは私だけじゃなかったんだなあ」と感じることができるので好きです。

ほのか
私も大好き!どんなページが好きですか?

詩音
真夜中のおやつ図鑑などの楽しいページも好きだし、摂食障害のときの記録、友達が終わってしまった時のガイドとか、誰に相談したらいいか分からない話を共有して、見ている人が勇気をもらえるようなページも好きです。ティーン中心の話ですが、私も共感できる部分がたくさんあります。

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ほのか
「ルーキー・イヤーブック」でタヴィ・ゲヴィンソンがスカイ・フェレイラにインタビューをしていた時と同じ質問をさせてください。自分の一貫したパーソナルブランドを重要視する業界の中で、全く違うことを色々としたくなるのは大変ですか?

詩音
この話は周りの人とよくします。イメージを一貫して伝えることは確かに大切ですよね。でもやりたいことが増えていったり変わっていったりするのは、人としてむしろ自然なことだと思います。例えばライブをすることや、今回みたいな朗読会などに参加させてもらうこと、はたまた私がこれから演技だとか、お店を開くとか全く違うことをしたとしても(笑)

ほのか
聞いているだけでもワクワクします!

詩音
何をやっても私の核となる部分のメッセージは同じです。でも、形や発信方法が違えば届き方も変わりますよね。それをマイナスに受け取られることもあるかもしれないけど、プラスに届くと信じてやっていきたいです。自分自身に飽きてしまうことが一番怖いですよね。

ほのか
詩音さんは今アジアの言語を習得中だとか。日本以外のアジアのカルチャーのどのようなところに惹かれますか?

詩音
アジアは近い分、直に刺激をもらえる気がします。同じ年代の同じような仕事をしているアジアの若者たちが何を考えているのか、今そこにすごく興味があります。色々な国に行って実際に会って話してみたい。外国に住む女の子とメールのやりとりをして、「いまあなたの国のニュースを見たんだけど、実際はどんな感じなの?」と聞いてみると、テレビを見るだけでは分からないリアルな答えが返ってくることがあります。外国に友達を作るというのは、そのようなところでも大切な気がしました。

ほのか
今気になっている人や、ロールモデルとしている人はいますか?

詩音
テイラー・スウィフトの自分の人生に起きたことを曲にして何倍ものパワーにしていく姿勢が好きです。あと歌手ではないのですが、レナ・ダナムやミランダ・ジュライのような、勇気とユーモアがあって、たくさんのメッセージを届けられる女性は私にとってずっとロールモデルです。私も表面的なものではなく、内面的な部分からくるパワーについて伝えていきたいと思っていますし、そういう活動をしたいです。

ほのか
最後に、今度のイベントのタイトルでもある「#HearOurRoar」を募集しているのですが、詩音さんの心の叫びを教えてください。

詩音
この世のおいしいものをぜんぶ食べたい~!

ほのか
あ、いいな(笑)ありがとうございました!

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辻 詩音(つじ しおん)
2016年12月に2ndアルバム「OH! MY MISTAKES!」を発売。2017年5月21日Scarlet & June主催「Hear Our Roar」に出演予定。
Official Website / Twitter / Instagram

詩音さんおすすめの作品
本「ルーキーイヤーブック」「オンナらしさ入門(笑)/小倉千賀子」
映画「17歳のカルテ」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」「わたしがクマにキレた理由」

写真: 辻詩音